「このまま中学を卒業しても、高校には入れないんじゃないか」
お子さんの不登校が続くと、多くのお母さんがこんな不安を抱えます。欠席日数が増え、内申点がつかない。そんな状況で高校進学を考えるのは、とても怖いことです。
でも、知っているかどうかで、選べる選択肢がまったく変わります。
この記事では、不登校でも札幌の高校を目指せる3つの選択肢を、お母さん向けにわかりやすくお伝えします。
この記事の目次
- まず知っておいてほしいこと:高校進学の選択肢は3つある
- 選択肢①:公立高校を目指す(COCOLOプランで変わりつつある)
- 選択肢②:不登校でも出願しやすい私立高校の制度を使う
- 選択肢③:通信制高校の合格を「土台」として持つ
- この3つをどう組み合わせるか
- よくある質問
まず知っておいてほしいこと:高校進学の選択肢は3つある
不登校の中学生が高校進学を考えるとき、選択肢は大きく3つあります。どれが「正解」かではなく、今のお子さんの状態と目標に合わせて組み合わせることが大切です。
選択肢①
公立高校へ
チャレンジする
欠席・内申への対策を整えながら、公立高校を目指す。COCOLOプランで制度が変わりつつある。
選択肢②
不登校向けの
私立入試制度を使う
欠席日数・内申点ではなく、意欲や面接で評価してくれる入試制度が、札幌の私立高校に存在する。
選択肢③
通信制高校の合格を
「土台」として持つ
逃げ道ではなく、①②に安心してチャレンジするための「安全基地」として先に確保する。
この3つは、どれか一つを選ぶものではありません。通信制高校の合格を先に持った上で、公立や私立にチャレンジするというのが、不登校の中3にとって現実的な戦略です。順番に見ていきましょう。
選択肢①:公立高校を目指す(COCOLOプランで変わりつつある)
「欠席が多いと公立高校は無理」と思っているお母さんが多いですが、状況は変わりつつあります。
COCOLOプランとは何か
文部科学省は2023年に「COCOLOプラン」を発表し、不登校の子どもへの支援を大幅に強化する方針を打ち出しました。その中に、高校入試における欠席日数への配慮も含まれています。
✅ COCOLOプランで変わること
不登校の生徒が高校入試で一律に不利にならないよう、欠席日数の扱いを見直す方向性が示されています。フリースクールや別室登校・ICT学習が出席扱いになる制度と組み合わせることで、内申・出席の記録を整えることができます。
ただし、この方向性はまだ制度として完全に整ったわけではありません。現時点では、学校と連携して出席扱いを確保しながら、内申点を少しずつ整えていく努力が必要です。
公立高校を目指すための具体的な戦略(内申改善・当日点の上げ方・道コンSSの見方)については、高等学院サイトで詳しく解説しています。
→ 詳しい受験戦略はこちら:不登校で内申ランクが足りない中3の受験戦略
不登校で内申ランクが足りない中3へ。フリースクールで学習を再開し、中学校と連携して評定3を目指す方法、通信制高校の合格を持って私立・公立高校に挑戦する受験戦略を札幌の保護者向けに解説します。
選択肢②:不登校でも出願しやすい私立高校の制度を使う
札幌の私立高校の中には、欠席日数や内申点だけで合否を決めない入試制度を持っている学校があります。不登校の中3にとって、選択肢として知っておく価値のある制度です。
龍谷高校:RSGキップ制度
龍谷高校には「RSGキップ」という入試制度があります。
- 制度名
- RSGキップ制度
- 学校名
- 龍谷高等学校(札幌市)
- 特徴
- 不登校などの事情がある受験生でも出願しやすい仕組みが整っています。詳細は学校に直接お問い合わせください。
新陽高校:パスポート制度
新陽高校には「パスポート制度」という入試制度があります。
- 制度名
- パスポート制度(総合型選抜入試)
- 学校名
- 札幌新陽高等学校
- どんな制度か
- 中3になってから頑張り始めた受験生を応援するために作られた入試制度です。ペーパーテストではなく、意欲・面接・自己表現などで評価します。欠席日数や内申点だけで判断されない仕組みになっています。
- 特記事項
- さっぽろライラックには、この制度の開発に直接携わった人物が在籍しています。制度の背景や活用方法について、踏み込んだ相談が可能です。
⚠️ 大切なお断り
これらの制度の紹介は、特定の高校への進学を勧めるものではありません。「このような制度が存在する」という情報として知っておいていただくためのものです。どの高校が合うかは、お子さんの状態・希望・家庭の方針によって異なります。具体的な学校選びは、専門家への相談をおすすめします。
選択肢③:通信制高校の合格を「土台」として持つ
「通信制高校」という言葉を聞くと、「諦めた場合の選択肢」というイメージを持つお母さんが多いです。でも、不登校の受験戦略における通信制高校の位置づけは、まったく違います。
✅ 通信制高校の合格は「逃げ道」ではなく「安全基地」
通信制高校の合格を先に持っておくことで、「どこにも行けないかもしれない」という不安がなくなります。その安心感があるからこそ、公立高校や私立高校にも落ち着いてチャレンジできます。
多くの通信制高校では秋ごろから出願相談が始まります。先に合格を持ったうえで、私立高校の入試制度や公立高校にチャレンジするのが、不登校の中3にとって現実的な進め方です。
ただし、通信制高校にも学校によって支援内容が大きく異なります。卒業だけを目標にするのか、学び直しや大学進学も視野に入れるのか、合う学校を見極めることが重要です。
→ 札幌の通信制高校の選び方はこちら:札幌の通信制高校・サポート校の選び方
📋 通信制高校を選ぶ前にチェックしてみてください
通学ペース・学び直し・大学進学サポート・保護者連携など、後悔しない学校選びのポイントを確認できます。
→ 通信制高校・サポート校選びチェックリストを使ってみる
札幌で通信制高校・通信制高校サポート校を探す保護者へ。不登校の中学生が後悔しない学校選びの基準を、大学進学・学び直し・個別対応・居場所支援・進路設計・保護者連携の6項目で比較。公式サイトから見える特徴、相談前に確認したいポイント、家庭に合う選び方、保護者だけで相談する流れまでわかりやすく解説します。
札幌で通信制高校を検討している不登校の中3向けチェックリスト。学校選びによって進路の選択肢がどう変わるかを6つの質問で整理できます。
この3つをどう組み合わせるか
3つの選択肢は、この順番で考えるのが現実的です。
通信制高校の合格を先に確保する
「高校生になれる道」を先に持つことで、精神的な余裕が生まれます。秋ごろから動き始めるのがおすすめです。
フリースクールなどを活用して学習・内申を整える
学習記録・提出物・テスト参加など、中学校と連携しながら評価材料を作ります。出席扱い制度も活用できます。
公立・私立高校にチャレンジする
通信制の合格という安心材料を持ったうえで、公立高校や私立の入試制度にチャレンジします。
この進め方について詳しく知りたい方は、高等学院サイトの記事で具体的な戦略を解説しています。内申ランク・道コンSS・当日点の考え方まで丁寧にまとめています。
よくある質問
欠席が多くても公立高校を受験できますか?
受験することはできます。ただし、現状では欠席日数や内申点が合否に影響することがあります。COCOLOプランの方向性を踏まえながら、出席扱い制度や内申改善の取り組みを組み合わせることが重要です。
私立高校の入試制度は、誰でも使えますか?
各高校の制度によって対象や条件が異なります。必ず各高校に直接お問い合わせください。また、制度があるからといって必ず合格できるわけではなく、準備が必要です。
通信制高校に決めたら、公立・私立は受けられませんか?
通信制高校を受験しながら、公立・私立にも出願することは可能です。合格を持った上でチャレンジするのが、不登校の受験では現実的な戦略です。
中2ですが、今から準備できることはありますか?
早めに動くことはとても有効です。フリースクールや出席扱い制度を活用して学習記録を作ること、通信制高校の情報を集めることなど、今からできることがあります。中3を待たずに相談することをおすすめします。
まとめ:高校進学の選択肢を「知ること」から始めましょう
不登校だからといって、高校進学をあきらめる必要はありません。知っているかどうかで、選べる選択肢の数がまったく変わります。
公立高校を目指す戦略、不登校向けの私立入試制度、通信制高校を土台にする考え方。この3つを知った上で、お子さんの状態に合う進め方を一緒に考えることが大切です。
さっぽろライラックには、新陽高校のパスポート制度の開発に直接携わった人物が在籍しています。制度の内側を知る立場から、高校受験の戦略についてご相談いただけます。保護者だけのご相談でも大丈夫です。
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