このまま不登校が続いたら将来どうなってしまうのか?

「このまま不登校が続いたら、将来どうなってしまうのか」

お子さんが不登校になると、多くのお母さんが抱える最大の不安がこれです。高校に行けるのか。大学は。就職は。「普通の子」と同じ道を歩めるのか——。

でも、不登校の子どもの将来は、お母さんが想像するよりずっと広いです。データと実態を知ることで、今感じている不安の多くは和らぎます。この記事では、不登校経験者のその後のデータと、今のお母さんにできることをお伝えします。

この記事の目次

  1. 不登校経験者のその後:データが示す現実
  2. 高校進学:不登校でも85%が進学している
  3. 大学・専門学校・就職:選択肢は広がっている
  4. 「将来が心配」なお母さんへ伝えたいこと
  5. 今のお母さんにできる3つのこと
  6. さっぽろライラックが目指す「その先」
  7. よくある質問

不登校経験者のその後:データが示す現実

まず、数字を見てください。文部科学省が実施した不登校経験者の追跡調査(平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書)では、中学校で不登校を経験した生徒の20歳時点での状況が明らかになっています。

📊 中学校で不登校を経験した人の20歳時点の状況

就業(働いている):34.5%
就学(学校に通っている):27.8%
就学かつ就業:19.6%
非就学・非就業:18.1%

つまり、約80%が就学または就業しています。

「不登校になったら将来が閉ざされる」というイメージとは大きく異なる数字です。もちろん、18.1%の「非就学・非就業」という数字も無視できません。でもこれは、不登校期間の過ごし方や、その後のサポートの有無によって大きく変わるものです。

出典:文部科学省「不登校に関する実態調査(平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書)」

不登校経験者の20歳時点の状況|約80%が就学または就業(文部科学省調査より)

高校進学:不登校でも85%が進学している

「不登校だと高校に入れないのでは」という不安は、多くのお母さんが感じています。でも実態は違います。

✅ 不登校経験者の高校進学率

文部科学省の追跡調査によると、中学校で不登校を経験した生徒の高校進学率は85.1%です。

15人中13人は高校に進学しているという計算です。「不登校だから高校には入れない」ではなく、大半の子どもが高校進学を実現しています。

不登校の子どもが進む高校の主な選択肢

① 通信制高校

内申点・欠席日数を問わず入学できるケースがほとんど。自分のペースで学べる。近年は通信制高校の在籍者数が急増しており、不登校経験者の主要な進路になっています。

② 私立高校の不登校向け入試制度

龍谷高校のRSGキップ制度・新陽高校のパスポート制度など、内申点や欠席を問わない入試制度が札幌にあります。

③ 公立高校の当日点重視枠

北海道の公立高校には当日点を重視する枠(9:1・8:2など)があります。内申ランクが低くても、当日点次第でチャレンジできます。

④ 高校卒業程度認定試験(高認)

高校に通わなくても、試験に合格することで高校卒業と同等の資格を得られます。大学・専門学校への進学資格が得られます。

→ 高校進学について詳しくはこちら:不登校でも札幌で高校進学できる理由不登校で内申ランクが低くても札幌の高校に入れる方法

不登校経験者の高校進学率85%|通信制高校・私立入試制度・当日点重視枠・高認

大学・専門学校・就職:選択肢は広がっている

高校進学の先も、選択肢は決して狭くありません。

大学進学

総合型選抜・学校推薦で評価が変わっている

近年、大学入試では「総合型選抜(旧AO入試)」「学校推薦型選抜」が拡大しています。これらは学力試験だけでなく、面接・小論文・活動実績で評価されます。不登校の期間に自分と向き合い、何かに取り組んだ経験は、むしろ語れるストーリーになります。また、英検2級・準1級を持っていると英語試験が免除・得点換算される大学が多数あり、英検取得が大学入試で大きなアドバンテージになります。

専門学校

好きな分野をすぐに学べる

IT・調理・美容・ゲーム制作・医療など、興味のある分野を実践的に学べます。高認取得者を受け入れている学校も多く、不登校経験者の進路として近年注目されています。

就職

学歴より意欲・スキルを重視する企業が増えている

人手不足を背景に、学歴より意欲やスキルを重視する企業が増えています。職業訓練校・ジョブカフェ・ハローワーク若者支援窓口など、若者の就職を支援する公的サービスも充実しています。

📌 不登校経験者が後悔していること

不登校を経験した人が20歳時点で最も後悔していることとして「勉強の遅れ」が挙げられています。将来の選択肢を広げるために、不登校の期間中でも「学び方を育てること」「小さな学習を続けること」が、長い目で見て大きな差になります。

高校の先にある選択肢|大学・専門学校・就職・英検で大学入試でも有利

「将来が心配」なお母さんへ伝えたいこと

データを見ても、やはり不安が消えないお母さんへ、正直にお伝えしたいことが3つあります。

「今どうするか」が将来を決める
不登校になったこと自体が将来を閉ざすのではありません。不登校の期間をどう過ごすか、どんなサポートを受けるかが将来に影響します。「何もしないで待つ」のではなく、「安心できる環境を整えながら、小さな積み重ねを続けること」が大切です。

「普通のルート」にこだわらなくていい
中学→高校(全日制)→大学→就職というルートだけが人生ではありません。通信制高校・フリースクール・高認・専門学校など、様々なルートで豊かな人生を歩んでいる大人がたくさんいます。ルートが違うだけで、ゴールは同じです。

お母さんが今できることに集中する
将来の心配をしすぎると、今のお子さんに必要な「安心感」を与えることが難しくなります。遠い将来を心配するより、「今日のご飯」「今日の一言」「今週の相談」に集中することが、結果として将来につながります。

将来が心配なお母さんへ|今どうするかが将来を決める・普通のルートにこだわらない・今の安心感に集中

今のお母さんにできる3つのこと

「将来のために、今できることは何か」を整理します。

1

情報を集める(お母さんが先に動く)

通信制高校・フリースクール・高校入試の仕組みなど、お母さんが先に情報を集めておきます。お子さんが「どこか行ってみようかな」と言えたとき、すぐに提案できる準備をしておくことが大切です。

2

小さな学習を途切れさせない

完璧に勉強しなくていいです。「ゼロの日を減らすこと」が大切です。スタディサプリや三色読解など、自分のペースで取り組める学習を細く続けることが、将来の選択肢を広げます。

3

専門家に相談する(一人で抱え込まない)

フリースクール・相談機関などに「今の状況を整理したい」という段階から相談することで、具体的な次の一手が見えてきます。お母さんが一人で将来を心配し続けるより、専門家と一緒に考える方が、実際の問題解決につながります。

→ お母さんが最初にやること:不登校が続いたとき札幌のお母さんが最初にやるべき3つのこと
→ 相談先をまとめた記事:【2026年版】札幌で不登校を相談できる場所まとめ

今のお母さんにできる3つのこと|情報を集める・学習を続ける・専門家に相談する

さっぽろライラックが目指す「その先」

さっぽろライラック・フリースクールでは、「今の安心」だけでなく「その先の選択肢」まで見据えたサポートをしています。

高校進学まで一貫したサポート

フリースクールで安心・学び直しを進めながら、高等学院と連携して通信制高校・私立高校・公立高校への進学まで一貫してサポートします。さっぽろライラックには、新陽高校パスポート制度の開発に携わった人物が在籍しており、進路の相談に深く対応できます。

英検取得で大学入試まで視野に

高校入試のためだけでなく、大学入試での英語免除・得点換算を視野に入れて、英検取得をサポートします。フリースクールの段階から大学進学まで見据えた学習計画を立てます。

学び方を育てることで将来の力に

三色読解・フォーメーション英語で「どの教科でも使える学び方」を育てることで、高校・大学に進んだ後も自分で学び続けられる力を作ります。

→ 学び直しについて:不登校の中学生の勉強の遅れを取り戻す方法

さっぽろライラックが目指す先|高校進学・英検で大学入試・学び方を育てる

よくある質問

不登校だと引きこもりになってしまいますか?

必ずしもそうなるわけではありません。文部科学省のデータでは、不登校経験者の約80%が20歳時点で就学または就業しています。ただし、不登校の期間中に「安心できる環境・学び・人とのつながり」のどれかを保つことが、その後の回復に大きく影響します。一人で抱え込まず、フリースクールや相談機関とつながることが大切です。

中学で不登校になったら、大学には行けませんか?

行けます。通信制高校から大学進学を実現しているケースは多くあります。近年の大学入試では総合型選抜・学校推薦型選抜が拡大しており、学力だけで評価されない入試が増えています。英検2級・準1級の取得は大学入試での大きなアドバンテージになります。

「普通の高校」に行けなかったら将来が不安です。

「普通の高校(全日制)」に行けなくても、通信制高校・サポート校・高認など、高校卒業の資格を取る方法は複数あります。大学・専門学校・就職のいずれも、全日制高校からでなくても実現できます。「ルートが違う」だけで「ゴールが閉ざされる」ことはありません。

将来のために今すぐ何かしなければいけませんか?

焦る必要はありません。ただ、「何もしない期間」が長くなるほど、後から取り戻すのにエネルギーが必要になるのも事実です。今できることは「情報を集めること」「細く学習を続けること」「相談先を持つこと」の3つです。どれも完璧でなくていい。まず一つだけ始めてみてください。

子どもの将来が心配で眠れません。どうすればいいですか?

お母さんが追い詰められている状態は、お子さんにも伝わります。まずお母さん自身が「話せる場所」を持つことが大切です。親の会・フリースクールの保護者相談・教育相談など、一人で抱え込まずに話せる場所に出てみてください。「解決しなくていい、ただ話すだけ」でも、気持ちは楽になります。

不登校の子どもの将来は今より広い|さっぽろライラック無料相談

まとめ:不登校の子どもの将来は、今より広い

不登校の子どもの将来は、多くのお母さんが恐れているほど閉ざされていません。データが示す通り、不登校経験者の約80%が20歳時点で就学・就業しており、高校進学率は85%です。

大切なのは「不登校になったかどうか」ではなく、「その期間をどう過ごすか・どんなサポートを受けるか」です。今のお子さんに安心できる環境を整え、細く学習を続け、進路の情報を早めに集める。この3つが、将来の選択肢を広げる一番の近道です。

「将来が心配で何から始めればいいか分からない」という段階から、さっぽろライラック・フリースクールでは保護者だけのご相談をお受けしています。

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