「フリースクール、オンライン学習、家庭教師……どれが子どもに合うのか分からない」
札幌では不登校の子どもが学べる場所が増えており、選択肢が多い分、どこを選べばいいか迷うお母さんが増えています。
この記事では、学校以外の学びの場を4つのタイプに整理して、それぞれの特徴・向いているお子さん・費用感をまとめました。「うちの子はどれが合うのか」を考えるヒントにしてください。
この記事の目次
- まず知っておきたい:4つのタイプと選び方の基準
- タイプ①:通学型フリースクール
- タイプ②:オンライン・ICT学習
- タイプ③:訪問型支援
- タイプ④:公的な教育支援センター
- 4つのタイプ比較表
- 札幌で活動している主な施設一覧
- 選ぶときに確認したい5つのポイント
- よくある質問
まず知っておきたい:4つのタイプと選び方の基準
不登校の子どもが学べる場所は、大きく4つのタイプに分けられます。
TYPE 1
通学型
フリースクール
週1〜5日程度、施設に通う。仲間との関わり・学習・体験活動が中心。
TYPE 2
オンライン・
ICT学習
自宅でスタディサプリなどを使って学習。外に出なくてもOK。
TYPE 3
訪問型支援
スタッフや家庭教師が自宅に来てくれる。外出がまだ難しいお子さん向け。
TYPE 4
公的な
教育支援センター
札幌市が運営。費用無料。通所が出席扱いになる。市立小中学生対象。
POINT
組み合わせてOK
1つだけ選ぶ必要はありません。フリースクール+オンラインなど、状況に合わせて組み合わせられます。
まず確認
今のお子さんの
状態から選ぶ
「外に出られるか」「人と関われるか」「学習意欲があるか」で選ぶタイプが変わります。
タイプ①:通学型フリースクール
タイプ①は、この記事で紹介する4つの中で最も一般的な選択肢です。施設に通うことで、学習・居場所・仲間との交流という3つが同時に得られます。
- 費用の目安
- 月1〜5万円程度(施設によって大きく異なる)
- 通う頻度
- 週1日〜週5日(お子さんの状態に合わせて調整可能)
- 出席扱い
- 条件を満たせば可能(出席扱い制度について詳しくはこちら)
- 対象
- 小学生〜高校生(施設によって異なる)
向いているお子さん
外に出ることへのハードルがそれほど高くない
同じような状況の仲間と関わりたいと思っている
勉強だけでなく体験活動や交流も大切にしたい
学習の遅れを取り戻したい・高校進学を考えている
注意点
施設によって雰囲気・学習スタイル・対象年齢が大きく異なります。必ず見学・体験に参加してから決めることをおすすめします。また、費用が公的機関より高くなるため、札幌市のフリースクール補助金制度(年度によって内容が異なる)も確認してみてください。
タイプ②:オンライン・ICT学習
自宅にいながらパソコンやタブレットで学習できるスタイルです。外に出ることがまだ難しい段階でも取り組みやすく、出席扱いにつながる可能性もあります。
- 費用の目安
- 月2,000〜20,000円程度(教材や支援の内容による)
- 代表的な教材
- スタディサプリ・すらら・クラスジャパンなど
- 出席扱い
- 条件を満たせば可能(対面指導の要件あり)
- 場所
- 自宅・どこからでも参加可能
向いているお子さん
外出がまだ難しい・人が多い場所が苦手
自分のペースで学習を進めたい
PCやタブレットの操作に慣れている
通学型フリースクールと組み合わせて活用したい
📌 スタディサプリと出席扱いについて
スタディサプリ単体では出席扱いの条件を満たしにくいですが、フリースクールでスタディサプリを活用する形にすると、対面指導の要件も同時にクリアできます。さっぽろライラック・フリースクールでもスタディサプリを導入しています。
タイプ③:訪問型支援
スタッフや家庭教師が自宅に訪問して支援するスタイルです。「外に出ることが今はできない」「まず誰かと関わることから始めたい」というお子さんに向いています。
- 費用の目安
- 月3〜8万円程度(訪問頻度・時間による)
- 支援内容
- 学習支援・雑談・外出同行・生活リズムの支援など
- 出席扱い
- 要相談(訪問型は出席扱いの条件を満たしにくい場合あり)
- 札幌の施設例
- 漂流教室(訪問と居場所支援を組み合わせた施設)
向いているお子さん
外に出ることが今は難しい・引きこもり傾向がある
知らない場所・知らない人への不安が強い
まず一対一の関係から少しずつ慣れていきたい
タイプ④:公的な教育支援センター
札幌市が運営する公的施設です。費用がかからず、通所が出席扱いになります。「費用をできるだけ抑えたい」「出席記録を確保したい」というご家庭に向いています。
- 費用
- 無料
- 対象
- 札幌市立小中学校に在籍する不登校児童生徒
- 出席扱い
- 通所した日は原則として出席扱いになります
- 場所
- 市内6か所(ちえりあ・まこまる・リフレほか)
- 活動内容
- 教科学習・体験活動・仲間との交流・保護者交流会
向いているお子さん
民間フリースクールの費用が難しいご家庭
出席扱いを確実に確保したい
学校との連携を保ちながら段階的に動き出したい
4つのタイプ比較表
| タイプ | 費用 | 外出 | 出席扱い | こんな子に向く |
|---|---|---|---|---|
| ①通学型フリースクール | 月1〜5万円 | 必要 | 条件次第で○ | 仲間と関わりたい |
| ②オンライン・ICT学習 | 月2千〜2万円 | 不要 | 条件次第で○ | 外出が難しい段階 |
| ③訪問型支援 | 月3〜8万円 | 不要 | △ | 引きこもり傾向がある |
| ④教育支援センター | 無料 | 必要 | ◎ | 費用を抑えたい |
札幌で活動している主な施設一覧
参考として、札幌市内で活動が確認できる主な施設をまとめます。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
さっぽろライラック・フリースクール
札幌市中央区大通東エリア。中学生・高校生の学び直しと保護者相談に対応。スタディサプリ導入・当日オンライン切替・出席扱い対応・1on1面談月2回。保護者だけの無料相談も受付中。
1993年開校の老舗フリースクール。体験学習・行事を重視したプログラム。卒業後は通信制高校や三和高等学校への進学実績あり。
「その子らしさ」を尊重した関わりを大切にする。不登校初期のお子さんにも選ばれやすい。無理に学習を押し付けず、まず安心して過ごすことを重視。
札幌YWCA フォローアップ・スクール
2010年開講の実績あるフリースクール。学習支援(数学・英語・国語)と体験学習を組み合わせたプログラム。
訪問と居場所 漂流教室
外に出ることが難しい子どもに向けた訪問型フリースクール。自宅や安心できる場所で支援を受けられる。
子どもが「何を学ぶか」を自分で決める民主的な教育スタイル。カリキュラムやテストに縛られず、自分の興味関心を深めたい子に向いている。
NEOフリースクール
少人数制。学習支援だけでなく「安心して人と関われる空間づくり」を重視。出席扱いのサポートあり。
📌 札幌市の公式一覧もご活用ください
札幌市のホームページに「フリースクール等民間施設一覧」が掲載されています(2026年4月更新)。また北海道教育委員会の「フリースクール等民間施設一覧」も参考になります。
選ぶときに確認したい5つのポイント
「どこを選ぶか」より「お子さんの今の状態に合っているか」が重要です。見学・体験前に確認しておきたいことをまとめました。
今のお子さんが外に出られるか
「まだ外が難しい」→ オンライン・訪問型から。「少し外に出られる」→ 週1日の通学型から。現状に合わせてタイプを選ぶのが先決です。
出席扱いが必要かどうか
高校進学を考えている場合は、出席扱いになるかどうかが重要な選択基準になります。施設に確認しましょう。
学習支援があるかどうか
「居場所重視」か「学習支援重視」かは施設によって大きく異なります。勉強の遅れが気になる場合は学習サポートの内容を確認してください。
保護者への連絡・連携があるかどうか
子どもの様子を定期的に保護者に共有してくれるか、保護者相談に対応しているかを確認しましょう。
見学・体験ができるかどうか
雰囲気は実際に行ってみないと分かりません。見学や体験を受け入れている施設を優先して検討してください。
よくある質問
フリースクールと習い事は何が違うのですか?
習い事は特定のスキルを学ぶ場ですが、フリースクールは「居場所・学習・人との関わり」を総合的に支援する場です。また、フリースクールは学校との連携によって出席扱いになる可能性がありますが、習い事ではなりません。
複数の施設を併用してもいいですか?
はい、問題ありません。「平日は教育支援センター、週2日はフリースクール」「通学型とオンラインを組み合わせる」など、お子さんの状態に合わせて柔軟に組み合わせているご家庭も多いです。
子どもが嫌がっているのに無理に行かせていいですか?
無理に通わせることはおすすめしません。まず見学・体験に一緒に来てみて、お子さんが「ここなら行ってみようかな」と思えるかどうかを確認することが大切です。親だけが先に見学に行き、後でお子さんに様子を伝えるという方法もあります。
費用の補助はありますか?
札幌市では「フリースクール等民間施設事業費補助」として、一定の条件を満たすフリースクールに通う場合に補助が受けられる制度があります(年度によって内容が変わるため、札幌市の公式サイトでご確認ください)。
まとめ:「どこが一番いいか」より「今の子どもに合うか」で選ぶ
学びの場は「どこが良い施設か」よりも、「今のお子さんの状態に合っているか」で選ぶことが最も大切です。
外に出られない時期はオンラインや訪問型から。少し動けるようになったら通学型へ。状態に合わせて柔軟に変えていくことが、長い目で見て回復への近道になります。
「どこから始めればいいか分からない」「うちの子に合う場所を一緒に考えてほしい」という段階であれば、さっぽろライラック・フリースクールでもご相談いただけます。保護者の方だけでの相談でも大丈夫です。また、札幌の不登校相談先まとめも参考にしてみてください。
この記事を書いたフリースクールの相談窓口
さっぽろライラック・フリースクール
保護者だけの無料相談
「どこが合うか分からない」という段階からご相談いただけます。お子さんの状態をお聞きしながら、一緒に選択肢を整理します。
お急ぎの方はお電話でも:090-6846-2077
「誰に話せばいいか分からない」そんなお母さんへ。さっぽろライラックでは保護者だけの無料相談を受け付けています。お子さんが動けない段階でも大丈夫。まずは話しませんか。
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