はじめに:「内申点が足りない…」その不安、
当日点で逆転できます
中学3年生のみなさん、そして保護者のみなさま、こんにちは。
「模試の結果が思わしくない」
「内申ランクが志望校に届いていない」
「このままで本番、力を出し切れるだろうか」
——冬休みを前に、こんな不安を感じていませんか?
でも、大丈夫です。
北海道の公立高校入試では、当日点(500点満点)と内申点が原則50:50の比率で評価されます。つまり、当日点を50点伸ばせば、合格の可能性は大きく広がります。実際に、冬休みから入試本番までの約2ヶ月間で、「11月の実力テストより50点以上アップして合格」した先輩たちが数多くいます。
この冬休みは、受験生にとって「未来を変える最後の集中期間」。この記事では、北海道高校入試に特化した「当日点を伸ばす過去問×道コン活用法」と「本番で力を出し切る自信のつけ方」を、具体的にお伝えします。
この冬休みが「逆転のチャンス」である3つの理由
理由1:冬は「春の8倍も勉強が進む」(和田秀樹氏の8倍理論)
精神科医で受験アドバイザーの和田秀樹氏によれば、「春の自分と比べて、冬は処理速度・効率・集中力が各2倍になり、合計8倍も勉強が進む」とのこと。春の2ヶ月分の勉強を、冬は1週間でこなせるのです。
理由2:まとまった時間で「基礎の立て直し」ができる最後のチャンス
学校の授業が止まる冬休みは、これまで積み残してきた単元を一気に復習できる貴重な期間。特に英語・数学のような積み上げ型科目は、この時期に基礎を固めることで、一気に点数が伸びやすくなります。
理由3:過去問と道コンで「できた!」実感を得やすい
過去問演習を繰り返すことで、「時間内に解けるようになった」「正答率が上がった」という具体的な成長を実感できます。この「解ける!」という感覚が、本番での自信につながるのです。

【STEP1】基礎固め(冬休み前半):土台が当日点アップの源
なぜ基礎固めが必要なのか
北海道公立高校入試は、各教科100点満点×5科目=500点満点。2022年度から学校裁量問題が廃止され、全道一律の問題になりました。そのため、基本〜標準レベルの問題を確実に取れるかどうかが合否を分けます。
数学塾講師の分析によれば、「基礎は授業が止まる冬休みこそ、立て直す絶好のチャンス。短期間で力が戻りやすく、過去問理解の土台となることで、心理的安心感を生む」とのこと。
科目別:効率的な基礎固め法
数学
- 計算ミスを減らす訓練:毎日10〜15分、計算問題を集中して解く。途中式を丁寧に書く習慣をつける。
- 関数・図形の基本パターン確認:頻出パターン(一次関数のグラフ、三平方の定理、相似の証明など)を教科書や問題集で復習。
- 「解ける!」感覚を育てる:基本問題を繰り返し解き、「この問題なら確実に取れる」という自信を積み重ねる。
英語
- 頻出単語1000語・基本文法の総復習:単語帳や教科書の重要語句を毎日50〜100語ずつ確認。文法は中1〜中3の総復習を。
- 長文の読み方:スラッシュリーディング(意味のかたまりで区切って読む)を練習。最初は短めの長文から始め、徐々に長さを増やす。
- 「分かる!」感覚が自信に:単語・文法が固まると、長文がスムーズに読めるようになり、自信につながります。
国語・理科・社会
- 過去問から出た語句・用語を復習:過去問を解いた後、間違えた問題に出てきた用語を教科書で確認。
- 覚えた!成功体験を増やす:暗記科目は、「覚えた→過去問で解けた」というサイクルで自信を育てる。
達成目標:「基礎問題なら確実に解ける」という感覚を持てること。過去問を解いたとき、基本問題での失点が減っていることを実感できればOKです。
【STEP2】過去問×道コン演習(冬休み後半):自信を「見える化」する
なぜ過去問と道コンが自信を育てるのか
進研ゼミ高校受験総合情報センター長の浅野剛氏は、「過去問は、自分がまだできていないことを教えてくれる宝物」と語ります。過去問演習には、次の3つの効果があります。
- 「できる問題」が増える実感:解き直しを繰り返すことで、正答率が上がり、点数の伸びを実感できる。
- 本番への慣れ:出題形式・時間配分・問題の難易度に慣れることで、本番の緊張が和らぐ。
- 弱点が明確になる:「どこでつまずいているか」が分かるため、対策が立てやすい。
また、道コン(北海道学力コンクール)は、北海道の公立高校入試に最も近い形式の模試。道コンの過去問を活用することで、本番レベルの問題に慣れることができます。道コン事務局が毎年発表する「予想最低点」や「道コンSS・入試当日点換算表」は、自分の現在地を知り、目標点を明確にするのに非常に役立ちます。
過去問・道コンの「正しい取り組み方」
取り組む量
3〜5年分が適量です。量より質を重視し、解いた後の整理が最重要。
黄金ルール
- 制限時間を測る:入試は時間との勝負。保護者の方が時計係になり、本番と同じ環境を意識させましょう。北海道公立高校入試は、1教科50分です。
- 解きっぱなしは絶対にダメ:間違えた問題を分析し、なぜ間違えたのか、どう考えれば正解できたのかを理解する。その後、必ず解き直しを。「もう解ける!」という確信が自信につながります。
- 「ミスらん力」を育てる:和田秀樹氏の教え「受験で一番怖いのはミス」。過去のミスをリスト化し(計算ミス、読み間違い、時間配分ミスなど)、同じミスを二度と繰り返さない対策をすることで、不安が減ります。
教科別:過去問・道コン活用の具体策
英語
- 長文問題を解き、答え合わせ後、全体を音読しながら読み直す。
- 重要語句・文法をつぶす(知らない単語は単語帳に追加)。
- 「読めるようになった」実感が自信に。
国語
- 正解の根拠を文章の中から探す習慣をつける(「この部分にこう書いてあるから、答えはこれ」と説明できるように)。
- 「根拠を見つけられる」実感が読解のコツを掴む自信に。
数学
- 図形問題は解説を見てから時間をおいて解き直し、類題に取り組む。
- 考え方のパターンを身につける。友達や保護者への説明も有効。
- 「このパターンなら解ける」確信が自信に。
理科・社会
- 過去問・道コンから苦手単元を発見(例:電流と磁界、江戸時代の歴史など)。
- そこに絞って教科書・資料集で集中復習。
- 他年度の過去問・道コンで再確認。
- 「一つずつできることが増えている」実感が自信に。
達成目標:過去問・道コンで、冬休み前より合計50点アップ。特に、基本〜標準レベルの問題での失点が減っていること。「時間内に解ききれるようになった」「ミスが減った」という実感が持てればOKです。

【STEP3】実戦演習(冬休み明け〜入試直前):自信を「安定」させる
最終段階:自信を揺るがないものにする
冬休み明けからは、「冬休みの成果を定着させる時期」です。新しい教材に手を出さず、これまでやってきたことを信じて、弱点の最終チェックに集中しましょう。
実戦演習の3つのポイント
1. 新しい教材に手を出さない
混乱を避け、冬休みからの流れを維持。「自分のやってきたことを信じる」姿勢が安定につながります。
2. 「合格最低点」を意識した戦略
和田秀樹氏:「偏差値は気にしない。合格最低点を1点でも超えればいい」。
**道コン事務局が毎年発表する「予想最低点一覧」**を参考に、自分の内申ランクで必要な当日点を明確にしましょう。例えば、「Bランクで札幌北高校を目指すなら、当日点405点が目安」といった具体的な目標が立てられます。
「あと何点必要か」が分かれば、どの科目でどれだけ取るかの戦略が立てられます。
3. 「できる問題を確実に」の徹底
教育専門サイトの共通見解:「どの問題を確実に取れるようにするか」。
基本問題は絶対に落とさず、中級問題で差をつける。「自分の取れる問題は分かっている」という確信が、本番での落ち着きにつながります。
達成目標:「この問題なら絶対に取れる」という確信を持てる問題を増やすこと。本番と同じ時間で過去問を解いて、目標点(合格最低点)に届くこと。

自信を支える「メンタルケアと生活習慣」
なぜ冬休みに不安が増すのか
模試結果、入試カウントダウン、周囲のプレッシャーで、冬休みは不安が増しやすい時期です。でも、不安は誰にでもあるもの。大切なのは、不安とどう向き合うかです。
不安を自信に変える5つの方法
- 「まだ●日ある」の発想転換:和田秀樹氏の教え。「もう●日しかない」ではなく「まだ●日ある」と考えることで、焦りが減り、前向きになれます。
- 今までの努力を振り返る:駿台合格者の声。勉強時間の記録、できるようになったことリストを作り、「自分はこれだけやった」という事実が自信になります。
- 小さな目標の達成感を積む:英単語50個、過去問時間内クリアなど、短い目標で成功体験を積み重ねましょう。
- 合格した自分を具体的にイメージ:合格発表で喜ぶ自分、高校生活を楽しむ自分を想像し、強い意志を育てましょう。
- 不安をポジティブに捉える:課題を「伸びしろ」と捉え、「これができるようになれば点が取れる」と前向きに。
自信を支える生活習慣5つ
- 睡眠時間は6〜7時間必須:集中力・記憶定着のため。「しっかり寝ているから頭が働く」安心感を。
- 朝型に切り替える:入試は朝から。冬休みのうちに本番と同じ時間(6:30起床など)に起きる習慣をつけましょう。
- 軽い運動を取り入れる:10〜15分の散歩やストレッチで脳を活性化し、気分転換に。
- 食事のリズムを整える:起床、食事時間をそろえ、集中力を保ちましょう。
- 完璧を求めすぎない:疲れたら休み、100%ではなく70〜80%を目指す。不安は誰にでもあると理解し、気持ちの安定が学習効率を高めます。
保護者ができる「子どもの自信を育てる5つの関わり方」
関わり方1:「結果ではなく過程」を評価する
「何点だった?」ではなく「どんな勉強をしたの?」「諦めずに考え続けたね」など、努力そのものに価値を置く評価を。結果が出なくても前向きでいられるようになります。
関わり方2:「寄り添う姿勢」を示す
「ここから伸びるよ」「一緒に進めよう」「大丈夫、信じているよ」といった声かけで、親が味方だという安心感を与えましょう。
関わり方3:「時間管理」を手伝う
過去問の時間を測る、「今日はここまで」と声をかける、採点を手伝うなど、親が関心を持ち、勉強に集中できる環境を整えましょう。
関わり方4:「比較しない」
他の子ではなく「過去の我が子」と比較し、成長を認めることで、子どものペースを尊重し安心感を与えましょう。
関わり方5:「落ち着いた存在」でいる
親の落ち着いた関わりが、子どもの気持ちの波が大きい時期の力になります。そばにいるだけでも効果的。過度な励ましや叱咤は逆効果です。
まとめ:冬休みで育てる「揺るがない自信」
自信を育てる冬休みの5つの鉄則
- 基礎固め:「確実にできること」を増やし、安心感を土台に。
- 過去問×道コン:「伸びを実感」し、「できるようになった」確信を強化。
- ミス分析:「ミスらん力」で不安を減らし、落ち着きにつなげる。
- 生活リズム:安定した生活で集中力を高め、「自己管理」の自信に。
- 保護者の支え:寄り添う姿勢で「孤独感を解消」し、強さにつなげる。
最終メッセージ
「この冬休みは、未来を変える時間です。」
一つひとつ積み重ねれば、自信は必ず育ちます。努力した時間は、決して裏切りません。冬休みに育てた自信が、入試本番で力を出し切る原動力になります。
北海道の公立高校入試は、当日点で逆転できる入試です。
まだ、時間はあります。この記事でお伝えした「過去問×道コン活用法」を実践し、当日点50点アップを目指しましょう。
中3受験生のみなさん、そして保護者のみなさま、頑張ってください!心から応援しています!





